Salesian family Saints

福者アルテミデ・ザッティ修道士
記念日: 11月13日

アルテミデ・ザッティは、1880年、南イタリアのレッジョ・エミリアで誕生しました。彼は農家の家庭に生まれ、非常に貧しい生活をしていました。貧しさ故、9歳のときには若年就労者として家族を助けます。16歳のとき、貧困から抜け出すため、家族と共にアルゼンチンのパイヤ・ブランカに移住し、サレジオ会支部の教会近くに居を構えたのでした。主任司祭であったカルロ・カヴァッリ神父と仕事や祈りの関りを通してザッティはサレジオ会のことを知るのでした。このころ、手渡された「ドン・ボスコ伝」を読み、サレジオ会に関心を抱き、入会を志願しました。そしてサレジオ会宣教師団を率いた当時司教だったカリエロによってサレジオ会の志願者として受け入れられたのです。
 ザッティは、成人してから修道会に入ったこともあり、様々なことを深く知るためより一層勉学に励みました。従順から彼は肺結核にかかっていた若い司祭の世話をすることになりました。彼も誓願を立てる頃に肺結核を患います。しかし、ザッティは扶助者聖母のとりなしにより回復し、生涯を病者のために捧げる決心をしました。望みのままにザッティはガッローネ神父と病院を運営する使命にあたりました。ザッティは調剤師としてその病院で働きました。ガッローネ神父が他界するとザッティは病院の院長となりました。彼の病人に対する熱心さは周りの人たちを感激させ、ザッティが良き運営者だけでなく良きキリスト者であることを悟らせたのです。
コロナウイルス感染拡大の状況にある今日、他者が必要とする助けを私たちはどのように与えることが出来るでしょうか。ザッティは医療従事者として患者の治療に励んだことでしょう。この修道士の姿を見て、3つの点を学ぶことができるのではないでしょうか。
1. 自らの経験を通して神様は私たちに語り掛けようとしている。
2. いろいろな賜物を与えてくださる神様は、与えられた賜物を私たちが他者のために捧げることを望んでおられる。
3. 助けを必要としている人との関わりという奉仕を通して神様の働きかけに参与し、神様の御業を直に感じることができる。
奉仕を通して、私たちは神様を実感することが出来ます。他者への奉仕は、勿論人々との関わりの中で喜びを見出させてくれます。しかし、奉仕を通して神様の愛を直に感じ、その愛を目に見えるものとするために私たちの働きがあるのではないでしょうか。またそこに私たちの真の喜びがあるのではないでしょうか。
福者アルテミデ・ザッティの取り次ぎを願い、この状況のなかで私たちが他者のために勇気と喜びを持って愛の奉仕を成し遂げられるよう祈りましょう。